おはようございます、モンユウです。
愈々明日で今年も終わりと思うと・・・!!
来年の事(計画)を考えなくては・・・・・・・・・。
今日の紋別
天気予報…『大当たり!!』
気温はそれほど下がっていませんが、朝方から急に雪が降り始めましたね。
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こんな時どうする?NO.6『カラフトマス・鮭釣における時合』
前回(昨日)のブログで一般的な時合について考えてみましたが今日はカラフトマス・鮭釣における時合について考えます。
カラフトマスや鮭釣における時合はちょっと他の魚とは違います。
基本的に何が違うのかと言いますとカラフトマスや鮭は、回帰によって岸寄りした時にはほとんどと言っていいほど餌を喰わないからです。
一般的な魚にとって時合と言うのは大体潮回りや自然条件などによっての プランクトン<小魚<中型肉食魚<大型肉食魚と言った食物連鎖の関係でプランクトンの集まるところには・・・時合が発生する訳ですが、カラフトマスや鮭は岸寄りした時点では比較的餌と言うものに無頓着である。
防波堤などでよく見かける光景なんですが、鮭などが回遊しているすぐわきでチカやイワシなどの小魚が無警戒に泳いでいる時があります。それほどカラフトマスや鮭は餌が絡んで時合が発生するという訳ではないようだ!!
さてここからが本題です。
岸寄りしたカラフトマスや鮭は餌を全く喰わないかと言うとそうでもないようで、過去に胃袋の中にイワシや小ニシン更には他の釣人が使っていたのであろう餌のサンマ、カツオ、エビ、イカなどが出てきた事がある、しかし岸寄りして釣りあげたカラフトマスや鮭の胃袋は空になっているものが95%位である。
そうなるとカラフトマスや鮭はなんのために餌に喰いつくのかと言う事になる。
これには諸説ありますが私にはどれが正解なのかは分かりません、しかし経験上の観点で考えます。
鮭など防波堤で釣る際に、いろいろ実験した事があります。
当然堤防のすぐ際を鮭で、行動が目視で確認できる範囲のもの・・・
ウキフカセで目の前に垂らしておいて喰いついても一切合わせないでおいておきます。どんな行動をとるかの確認です。
(実験)
鮭の群れが餌のところを
- 悠然と通過する。
- 餌に目をやるも喰いつこうとはしない。
- 一応関心を示して餌の近くに来て口を押しつける行動をとるが喰いつかない。
- 喰いつくがのみ込まない。
- 餌を咥え口を左右に振り逃げようとする。・・ハリがかりしている。
この実験を数十分にわたって試みたのですが、喰いつくタイミングは時間とは関係ないようです。その時によって…鮭が次々に通過する際ある鮭は餌を喰いつきすぐに離れていき次の鮭は全く無関心、次は餌を咥えるなど決まりは無いのです。
これで見る限りでは喰いつくタイミングは時合とは無関係であると考えざるを得ません。
(ここで一つ、カラフトマスや鮭の餌を咥える瞬間の動作および口の開け具合について説明しておきます。
一度餌をロックオンするとその餌めがけて勢いよく突進してくるものもあります。それに合わせを入れてばらした場合でも其の餌をめがけて再突進してきます。
其の時の口の大きさはと言いますと、ビックリする位口をあけて喰いつきに来ます。
決して、おちょぼ口なんかではありません。ですから良くある事ですが合わせても感触が無いと言う事も頷けます。・・・これが俗に言う『すっぽ抜け』なんです。)
又時合について戻りますが、防波堤などで1日を通して釣をすると分かりますが回遊する鮭などを見ていていつも群れで泳ぐ訳ではありません。
簡単に言いますと、周期があるようで
先ず少ない本数(たとえば1本)での回遊を見かけてそれから次の回遊までの所要時間が30分だとすると、回遊本数が増えて(2~3本)になってきて、更に次の回遊が20分で回遊本数が10本となるとこれは完全に次を予測できます。
ピークがどの時点なのかは其の時には分かりませんが、当然時合はこのピーク時でしょうね。
これを見極めるためにじっくりとその日を釣(監察)に当てる事によって時合を見定める事が出来るでしょう。
このピークが過ぎたとすると回遊周期時間も長くなり回遊数も減ってきます。それで判断できます。
以上でした。