去年(令和1年)の鮭釣の後半戦での出来事です。
これから説明する事は私の鮭釣り経験の中においても初めてのものでした。
実際釣りあげた鮭は下の写真のものです。
10月17日釣り仲から港内に鮭が群れているとの連絡を貰っていざ出かけて見ると・・・。
釣り人が一人いましたが、釣れている感じではありません、『これは がせか?』
と半信半疑で一応臨戦態勢に!!
しかしどこに鮭の群がいるのだろうと思いながら廻りを見回していると・・・
なんと鮭はどこにいたと思いますか?・・・・・・・
岸壁下数メートル、足元と言っていいところで群れているのです。
このような事実だけでは
何ら珍しい事とは言えませんね!皆さんも経験した事があるでしょう!!
そうです・・・
鮭が足元で群れていると言う事が不思議な訳ではありません。
・・・
この群れている鮭は全く釣れないのです、先にいた釣り人も諦めてお帰りになりました。
これからが本題です!!
全く見向きもしない鮭、鮭の群れている数は100本位でしょうか、其の鮭の中のどれも餌に対して感心を持ち合わせていません。鮭も眼下で全く微動だにすることなく留まっています。
釣り人が一人になって・・・・・
さてこの鮭をどう攻略したらいいのか・・・随分と悩みました。
色々餌を変えたり、タコベイトの色違いで挑戦してみたものの全く無反応、かえってそれが近づくと逃げていく鮭さえいました。
体にそれが触れるだけで慌てて逃げ去る鮭!!
『これはどうしたものか!!』
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それでも色々試してみたものの全く無反応!!
もうこうなったら最終手段です!!
『人間だって、目の前に食べ物がちらついたら手を出したくなりますよね!!それと同じかも!!』と考え鮭の目の前に餌をチラつかせ微妙な動きを与えてみました。(鮭には絶対触れる事の無いように配慮しました。)
すると・・・どうでしょう!!
鮭の目が・・・・・・・・・
餌の方向を見ました・・・・・・
更に動きを与えると鮭の口の前に餌を持って行くと・・・・
なんと、
『パク!!』と口を開けて其の餌に喰いつきました。
全く今まで微動だにしなかった鮭が喰いついたのです。
『ドキッ!!』としましたよ・・・まさか喰いつくとは思ってもいなかったので・・・。
この一部始終見ていなければ信じられないかもしれません!
鮭の口の中のタコベイトと餌が吸い込まれて見えなくなったところで・・・合わせを!!
『ヒット!!』と相成りました。
しかし、このヒット自体についてはそれほど感激はありませんでしたが、鮭の口を開けさせた事実に感激しました。
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この状態が全く見えていない状態の中で鮭釣をしている時もあると思うのです。
この見えない状況下で結果を出す事は難しいはずですが、
鮭がいるのに全く釣れないと言った時にはこの様な事も考えて見る事も有効かもしれません。
釣る方法は少なからずあるものと思います、釣れない中でのヒット!!
今年も頑張って行きましょう!!
遅れましたが・・・明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
以上