今日のテーマ
カラフトマスと鮭が混在
ここ数年連続してカラフトマス釣り時期に鮭が混在している。
鮭が釣れると言う事は良くある話ではありますが、カラフトマス釣りをしていての鮭の混在率は2割程度。
ただカラフトマス釣りをしている釣人の全てに其のチャンスがある訳ではない。
昔に比べるとその数は数倍とも言えるであろう。
このチャンスをどうとらえるか、カラフトマス釣りと同様の釣法でいいのだろうか?
釣場で良く見かける光景であるが同じ人に鮭が釣れると言った事実に遭遇した事はありませんか?
『何かある!! きっと何かある!!』
釣法については後に述べる事にして、現実にこの様な状況になってきている事は間違いない、少し考えて見ると温暖化による影響と言う事になると水温が低くなってから鮭が釣れ始める方が理に適っているであろうと思うのであろうが、これにも疑問符が残るところである。
ここ数年カラフトマスが釣れなくなってきた事(回帰数の減少)にも関係しているのか、よくわからない。
去年の8月中旬のカラフトマス釣果
カラフトマス釣りをしていての鮭
過去にはカラフトマスが下のような事も珍しくなかったが最近では全く考えられません。これがどう関係しているのか?このような年でも全く鮭が釣れなかった訳では無く釣場全体で数本(一けた)であったと記憶している。このお盆時期に釣る人で鮭を1~3本であろう!!
。
それに近年鮭が釣れるようになってきた、このお盆時期には日に一人の釣り人が数本と言う時もあったのである。
カラフトマス総数に占める鮭の本数が数倍になっている。
この時期の鮭にどうして関心・興味があるのかと言うと・・・
この時期の鮭は鮭最盛期のものと比べると大きさから言うと確かに大きい、とともに経験した釣り人も多いと思うけれども鮭の力(ファイティング)が強い。・・・これに魅了されて鮭を追っているのである。
さて、ここからが本題である!!『如何にカラフトマスの群の中から鮭を釣りあげるか?』
その前に、カラフトマスの群の回遊について思い返してみようと思う。
先ず海面を上から見てみよう。
鮭はカラフトマスの群の中であくまでもお客様、と言う事もあって群の後ろについて回遊する。
回遊は受動的であってカラフトマスの回遊に委ねられている。
この下のケースの場合はカラフトマスの回遊数に対して鮭が1~3匹の場合(釣り方については後で説明します)
(黒矢印がカラフトマス、赤矢印は鮭)
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次に海を縦割りにしてみます。
カラフトマスは鮭に比べると・・・
カラフトマス80㎝~1m60㎝
鮭1m20㎝~2m と、鮭はカラフトマスより深く泳いでいる。
この回遊の深さが釣る上で重要なポイントとなる。
さて
カラフトマス、鮭を釣り分けるにはどうしたら効率的であろうか?
(次に書き記している事は、全て正しいとは思っていません・・・過去の経験をもとに「多分こうじゃないか!!」 と言う事です。)
群の後ろを泳いでいる鮭を釣りたいのであれば、カラフトマスの群はあまり考えず群に向かって投入せず、群れよりも少し沖目で群の中間当たりに投入して鮭の鼻先に餌が通過するようにリーリングします。
失敗すると、群れを散らしたり先にカラフトマスにアピールする事になり確かに技術を要します。
これを成功させるためには、どうしても遊泳するカラフトマスの群の全体が見えていなくてはいけません。
これには技術だけでなく慣れが必要です。以前にも説明しましたが海の色だけでカラフトマスの群を感じ取らなければいけない時もあります。
では次に下の写真から鮭はカラフトマスよりも深いところを泳いでいると言う事よりタナを深くしておく必要があります。ただ深くすればいいと言う訳でもありません。その日の状況によっても違いはあると思います。
先ずは其の日のカラフトマスの回遊深度が関係してきます。其のカラフトマスの回遊深度よりもどの程度深いタナに合わせるかこれがポイントなので、今ここで示す事はできません。
面白い、興味深い釣法・・・
鮭だけでは無くカラフトマスにも言える事ですが、目の前にただなんとなく餌を置くだけでは魚も興味を示さない時があります。そこで~~~~~
魚の前を餌が通過と言うより、生き餌が逃げるような状態を作るのです。魚が興味を持って近づいてもどんどん餌を離す状態を作ってみてください。面白い状態に突入しますよ。鮭等は大きな口を開けて餌をめがけて追ってきます。口に餌が入った時がチャンスです。(ただ其の状態を見ていなくてはいけませんが!!)
・・・合わせると・・・ヒットです。
ルアー釣りでも応用が出来ます。
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カラフトマスの回遊数に対する鮭の本数の割合が多くなってくると、これは少し深めのタナでじっくりと待つ事です。
カラフトマスをメインに釣りたければ鮭を避ける作戦で行く事ですね!!